温室トマト栽培 栽培用ベットの配置
- 2018/10/18
- 21:52
こんにちは。
しばらく中断していた今シーズンのトマト栽培の準備が少し進展があったので今回は記事にしたいと思います。
今シーズン使用する栽培ベットはロックウール培地とココヤシ培地となります。
今回も二種類の栽培ベットを使用するため生育の違いが観察できますが、
一種類で統一する方がトマト生育管理には適していると考えられます。
あまり参考にはしないようにお願い致します。
まずはココスラブから配置
ココスラブをまずは配置していきます。
ココスラブはパレット積のためラッピングとバンドで梱包されています。
中には積み重ねられたココスラブがぎっしりです、
1パレットに400本、幾つかに小分けはされていないため一つ一つバラ積、
一畝に必要な数だけ手押し台車に積み込み均等に配置していきます。
乾燥した状態のココスラブは厚みが満水時の半分くらいで、
重さはロックウール培地と比べると少し重量があります。
ココスラブを配置する際に培地の向きはありませんが温室トマトでは、
ラッピング袋の折りたたまれていない方を排水側になるように配置しています。
あまり関係ないと言われればそれまでの事ですが・・・。
ロックウール培地を配置
次にロックウール培地を配置していきます。
使用するのはCultilene(カルチレン)ロックウール ExactⅠ(1年用)
になります。
荷姿はパレット積になり、段ボールで角を補強しラップで梱包してあります。
中に入っているロックウール培地はココスラブと違い、
15本セットで梱包され1パレットに90本積まれていました。
こちらも一畝に必要な本数を積み込み配置していきます。
バラ積ではないのでとりあえず15本セットを手押し台車に積み込み残りの単数はバラ積で調整しました。
ロックウール培地は乾いた状態だと非常に軽く扱いは容易です。
ただし繊維質の細かいトゲが刺さることがあるため手袋などは着用しましょう。
保護メガネ、防塵マスクなども付けておくと良いです。
Grodan社ロックウール
「 grodan Claccic MY 」 Grodan社 (オランダ)
数年前の資材になりますが品質は落ちていません、問題なく使用できると思います。
ラッピングされている栽培用ベットの袋が破れたものは交換しておくと良いです。
どうしても運送時または配置作業中に破れてしまうことがあるためです。
破れている袋のままだと初期の水を溜めて満水状態にする際に、
水漏れを起こし培地内全体に水を行き届けることが難しいため
栽培ベット本来の保水能力が発揮できません。
農業用補修テープなどで修復することも出来ますが交換しておいた方が無難です。
栽培用ベットに上下がある場合
ロックウールスラブ製品の中には栽培用ベットに上下があり、間違えて逆に配置しないように注意が必要な製品があります。
通常の穴あきタイプは上下を間違えることは無いと考えられますが、
穴なしタイプなどの場合は注意が必要です。
ロックウールを袋から出して使用する場合などはとくに。
こういった向きの指定があるタイプのロックウールスラブは、
方向を間違えると本来の性能を発揮できない場合があるため間違えないようにしたいところです。
まとめ
以上が、今シーズンの栽培用ベットの配置作業レポートになります。資材の納入などの遅れは無かったですが、少し遅れての配置作業となりました。
今後の予定として灌水チューブを栽培用ベットにセットし、ロックウールキューブを配置します。
それについては、また次回の記事にしたいと思います。