記事一覧

Cultilene(カルチレン) ロックウール製品 トマト栽培に使用している資材

 
 こんにちは。

今回のテーマはCultilene社のロックウール製品について現在使用している資材についての覚書になります。

Cultilene社については温室栽培をしている方にとっては説明は不要でしょう。

言わずと知れた世界的な園芸用ロックウール資材のメーカーになります、

親会社は大手ガラスメーカーの一つSAINT-GOBAIN社。

そのためロックウール資材は海外からの輸入品となり、注文の際は納期などの確認が必要です。







ロックウール栽培ベット

20181010_110757.jpg 
Cultilene(カルチレン)ロックウール ExactⅠ(1年用)




温室トマトで使用しているロックウール栽培ベットのサイズ

1200×150×75

長さ 1200

幅  150

高さ 75

少し特殊なサイズを使用しています。



一般的なロックウール栽培ベットのサイズ

1000×200×75

長さ 1000

幅  200

高さ 75

となります、注文の際にベットサイズはオーダーすることが出来るようです。










20181010_110838.jpg 
ラッピングの定植用の穴数も3か所と4カ所が選択できます(穴なしタイプもあり)

ラッピングをしていないロックウール培地のみの製品もあります。










ロックウール栽培ベット納入時の梱包荷姿

20181010_111141.jpg 
例年、12~15本を1セットでラッピングしたものが、パレットに積まれた状態で納入されます。

今回は15本1セットをパレットに6セット、合計90本が1パレットでした。










20181010_111216.jpg 
パレットに積まれているため手降ろしの心配は無く、フォークリフトがあれば積み下ろしは機械で出来ます。










20181010_135349.jpg 
ロックウール栽培ベットは乾燥した状態だと軽いので、パレットによる段積みは可能です。

資材置き場のスペースの確保に役立てましょう。










栽培ポット

20181011_151114.jpg 

Cultilene(カルチレン)ロックウールキューブ 


サイズ(mm) 縦 × 横 × 高さ

100 × 100 × 65

プラグ穴サイズ(mm) 直径 × 高さ

28 × 35

ロックウールキューブのサイズはこの他に少し大きいサイズと小さいサイズがあります。










20181011_151033.jpg 
プラグ穴サイズとは苗を移植する際の植え込み穴のサイズになります。

プラグ苗のベットサイズに合わせて注文すると良いです。

穴のサイズが大きすぎると隙間が出来てしまい根の活着が悪く、

小さすぎると苗を移植する際に植え込みにくいため根を傷めることがあります。










20181011_151056.jpg 
ロックウールキューブの底面部分には複数の溝が加工されています。

目的な排水性の向上と、根に十分な酸素を取り入れる事、

さらにはキューブ内の水分量の均一化が目的のようです。

近年、国内の園芸用ロックウールキューブにも溝の加工が施されるようになってきました。










栽培ポット納入時の梱包荷姿

20181010_110957.jpg 
段ボールのケースに入れられた状態で納入されます。

ロックウールキューブのサイズにより中に入っている個数は変わり、

100×100×65のキューブサイズで「276個」の入数になります。










20181010_110935.jpg 
ロックウール栽培ベットと同じくパレットに積まれているため、

フォークリフトなどの機械を使用しての積み下ろしが可能です。

段ボール箱を積み上げる高さは3段が限界だと思います、それ以上は身長が足りません。










20181011_151138.jpg 
※ケースの中、ロックウールキューブの詰め込まれた状態










育苗用プラグ

20181010_111119.jpg 
Cultilene(カルチレン)マイクロプラグ 播種・育苗用プラグ

仕様  発砲トレーに240箇所の育苗用プラグが入っています。

プラグサイズ   径 22mm   高さ 26mm


播種・育苗用のプラグになります。

ここ数年は国産の育苗トレイを使用しているため注文して取り寄せる事はありません。


プラグが入っている発砲トレーは再利用は可能です、

マイクロプラグのみ取り寄せて一つ一つプラグ穴に詰め込んで使用します。

発砲トレーを再利用する際には消毒と防除をしておき病害虫の予防をしておきましょう。










使用上の注意点

Cultilene社製ロックウール製品に限らず、使用する前に初期の浸水をしっかりと行うこと。

栽培ベットの場合、定植前の養液を溜める際に栽培ベット全体が水分を保持できるように満水にしましょう。

乾いた部分があると栽培ベットの保水量に違いが出来るため根の生育に影響が出ます。








栽培ポットの場合も同じく全体に養液を保持できるように初期の浸水作業でぬかりが無いように。











20181010_111018.jpg 
育苗用プラグも播種を行う場合、あらかじめ養液に浸しておき全体が湿ったものを使用する事、

発芽には水分が重要になるためです。










まとめ

以上が、温室トマトで使用しているCultilene社製ロックウール製品の覚書になります。

栽培用ロックウールの中では比較的価格も低めで製品の特性も良く、トマト栽培では水分管理に非常に優れた培地です。

ロックウール資材導入の際には検討してみるのも良いと思います。




関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサードリンク

プロフィール

ghtomato

Author:ghtomato
初めまして、温室でのトマト栽培に従事。
設備の老朽化でトラブルの多い日々を記録しています。



詳しくはカテゴリからプロフィールをご確認ください。

プライバシーポリシー