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原水タンクの掃除 コルゲートタンク容量130tの場合

こんにちは。

今回のテーマは、「原水タンクの掃除」です。

温室栽培では規模に限らず水を溜めておく貯水設備が必ずあると思います。

温室トマトにも貯水設備は完備されていますが屋外に設置されているため、

一年もすると原水タンク内がかなり汚れています。

そこで今回は原水タンク内の掃除について記事にしたいと思います。







掃除をするコルゲートタンクの仕様

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コルゲートタンク (貯水タンク)


製造元     Genap社  (オランダ)

 

外側部材    波型鋼板 (ボルト・ナット締め)


保護シート   中敷フェルト素材 (側面・底面)


内張りシート  アクアテックスEX


直径      7.28M


高さ      3.12M


貯水容量    130t


コルゲートタンクの仕様は、波型の鋼板で円筒状の筒を作りその中に水を溜めるシートが敷いてある。


タンクの底に設置されている出水管(底面から約50cm上部)から水を取り出すようになっています。


水を溜めるには外部からの水道設備が必要です。



貯水タンク設置後の耐用年数は不明ですが、現在20年は経過しています。


波型鋼板の取り付けボルト・ナットはサビが出始めているため内側はかなり腐食しているかも。


以前、設置していたもう一つの貯水タンクはサビにより波型鋼板に亀裂が入り割けたことがあります。


内張りシートは水漏れ等の経験はありませんが、タンク外側のシートの折り目などは劣化が出始めています。











掃除の手順

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それでは原水タンクの掃除手順を解説していきます。










まずはタンク内の水を少なくしておく

タンク内に大量の水が残っていると掃除の際に破棄することとなるため、

前もって水の量が少なくなるように調整しておきます。

原水タンクの掃除はシーズン終了後に行うため、

トマト栽培の終了時期に合わせて灌水に使用する原水タンクへの水の流入量を、

徐々に調整して原水タンク内の水を少なくしておきます。












フロートシートの取り出し

原水タンク内には水の濁りを抑えるためとゴミが入らないようにシートが浮べてあります。

このシートまず取り出して付着している汚れを取り除いておきます。










原水タンク内に溜まっている汚泥の排出

フロートシートを取り出し後、原水タンク内の掃除を行います。

掃除に使用するのは水を吸い出すためのポンプと水切りモップなど、

水切りモップでタンク内をかき混ぜながら汚れを落としポンプで排出します。










 

水を入れ替えながらかき混ぜる

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汚れた汚水を排出しながら水を入れ替えることで少しづつきれいになるので、

この工程を何回か繰り返すことでほぼほぼ汚れた水を排出することが出来ました。










汚水の排出に使用する水中ポンプ

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カワペット水中ポンプ

製造元  株式会社 川本製作所

形式   WUO3-406-0.25S

口径   40mm

吐出し量 0.02㎥  0.14min

全揚程  7.5   4 m


設置してあるコルゲートタンクには底部に汚水排出用の排水管は存在しないため、

水中ポンプに塩ビ配管を取り付けタンク外に汚水を排出します。


この規模の貯水タンクには使用しているポンプの容量が小さいため吸い出すのに時間はかかります、

しかしバケツで汲み出すよりははるかに早いです。





水中ポンプ 使用上の注意

水中ポンプは水中での使用が前提となるため、ポンプが水上に露出するのは能力低下と故障の原因になります。

上記画像のような水が少なくなってきた状態での長時間の使用はトラブルの原因になります。

ご使用の際にはくれぐれもご注意を。










ついでにバルブとボールタップも交換

掃除のついでに水漏れしているバルブ部品とボールタップも交換しておきました。


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ゲートバルブ

バルブを閉じても完全に止まらず少しずつ漏れていました、

ボールタップも水漏れしていたため知らず知らずのうちに満水近くまで溜まっていることもありました・・・。

新しいものに交換してしっかり水が止まるようにしておきました。










20180928_100951.jpg  
ボールタップ

バルブと同じく、フロートが浮いて吐水口が閉じても水が完全に止まらない状態でした。

こちらも新しいものに交換しました。





交換したボールタップ


横型・受水槽用ボールタップ

製造元   KKK 兼工業株式会社     (日本)

形式    SH腹式ボールタップ (ポリ玉)









 

まとめ

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以上が原水タンクの掃除についての記事になります。

今シーズンの原水タンクの掃除も人海戦術で終わらせることが出来ました。


原水タンクを掃除することでトマトの栽培開始時にはクリーンな水を使用でき、

土壌病害などを引き起こす恐れのあるミズカビ類などの水生菌類の対策に少しでも役立てたいですね。






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プロフィール

ghtomato

Author:ghtomato
初めまして、温室でのトマト栽培に従事。
設備の老朽化でトラブルの多い日々を記録しています。



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