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遮光カーテンの改良 作動部位の一部切り離し計画

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こんにちは。

今回のテーマは温室で使用している遮光カーテンの改良になります。

改良の目的は作動している遮光カーテンの一部を切り離し、作動しないように独立させること・・・

諸事情によりこのような改良が必要になってしまったが、その手順を記事にします。

改良工事名「遮光カーテンを切り離し独立させてみた。」とでも名付けよう。


なおこういった独自の改良はメーカーのサポート対象外となる場合があるため決して真似をしないように。






まずは遮光カーテンを切り離してみた


まず初めに遮光カーテンを切り離す所から解説しよう。

温室の遮光カーテンは横に長い、その一部を今回は切り離します。

切り離す長さは約13m、電動で作動している部分から独立させます。










遮光カーテンの材質・規格

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温室に使用している遮光カーテン

LSスクリーン 

Svensson社=AB LUDVIGSVENSSON社(本社:スウェーデン)

材質はアルミとナイロンで編み上げている、これをハサミで切り離し加工します。

遮光カーテンは薄い素材なのでハサミでも簡単に切れました。











スクリーン取り付け部材  材質・規格


遮光カーテンが取り付けられている部材を切り離します。
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※赤い線の部分が遮光カーテンを取り付けている部材。
 この部材を動かす事で遮光カーテンを開いたり閉じたりするようになっている。











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スクリーン取り付け部材(ブレード)

メーカー不明 外国製

材質はアルミ、横に長く(約6m70cm)遮光カーテンを張るための部材

遮光カーテンを取り付けるための部品が複数と、風によるバタつき防止用に、

ナイロン線を通すための部品も複数取り付けられています。










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切り離すと言うよりは部材と部材を繋いでいる部品を取り外し分割します。

繋いでいる部品はボルトが二か所で取り付けてあります、

これを緩め部品同士を分割します。    

 







 

作動用ワイヤーの取り外し



遮光カーテンの切り離しと取り付け部材は分割出来ました、

しかしまだこれだけでは作動部から切り離したことにはなっていません。

次は遮光カーテンを動かしている作動用ワイヤーを取り外します。










遮光カーテン作動用ワイヤー取り付け部

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ワイヤー取り付け用部品

メーカー不明 外国製   材質 アルミ

スクリーン取り付け部材にワイヤーを取り付けるための部品

このワイヤー取り付け用部品を取り外すことで遮光カーテン作動部から完全に独立します。

取り外しはボルトを緩めて取り外します。









 

切り離すことは出来たが・・・

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遮光カーテンを切り離すことは出来ました、これで一緒に動くことはないです。

しかし切り離した遮光カーテンが垂れ下がり見た目が悪い、

それに風に煽られると他の部材に引っ掛かりトラブルの原因にもなります。


そこでエクセル線を張りバタつかないようにしてみました。










エクセル線を張り遮光カーテンを取り付け

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遮光カーテンから防虫ネット・防鳥ネット、ビニルシートの内張りなどに使われる、

エクセル線を張ります。










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丸カンボルト  サイズ6×30

メーカー不明  ホームセンターで購入


まず温室の両サイドにある骨組みにエクセル線を張るための金具を取り付けます。










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取り付けた金具にエクセル線を通し、垂れ下がらないようにしっかりと引っ張り外れないように結びます。










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貼り付けたエクセル線に遮光カーテンを取り付けていきます。

今回は「ディスプレイフック」を使用してみました。











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こんな感じに数カ所取り付けてみました。










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なかなかいい感じに仕上がりました、もう少しディスプレイフックの取り付け箇所を増やしてみても良いかもしれません。











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本来はこんな感じに仕上げるのですが、

切り離した遮光カーテンには加工を施すための長さが足りないため今回は仕方がありません。










ついでに作動部を加工

切り離した部分は問題なく加工出来ました。

ついでに切り離した遮光カーテン作動部の作動用ワイヤーを一つ加工します。

加工する目的は、作動部の動作が少しでも安定するようにするためです。










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使用した部材

NEXT30 フラットバー 600mm (黒・白)

メーカー  株式会社 ダイソー

ホームセンターで購入した部材を取り付けに使用しました。










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遮光カーテン取り付け部材に、フラットバーを取り付けます。

取り付けには部材の繋ぎに使用していた部品をそのまま流用します。










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フラットバーの片方には遮光カーテン作動用ワイヤーを取り付けます。

これで完成です。


実際に遮光カーテンを作動させてみても問題なさそうでした。

切り離した後の遮光カーテンのサイド側には作動用ワイヤーが無い状態だったので動きが遅れていましたが、

これで少しは動作が安定すると思います。















 

加工完了・まとめ

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加工完了しました、遮光カーテンを作動部分から完全に切り離す事が出来ました。

今後、切り離した部分の遮光カーテンの開閉は手動で行うつもりです。

加工した部分は経過を見ながら改善しないといけないところは順に手を加えて行こうと思います。






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Author:ghtomato
初めまして、温室でのトマト栽培に従事。
設備の老朽化でトラブルの多い日々を記録しています。



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