ドリルチャックの使い方 天窓モーター故障の際、手動で開閉するのを劇的に速くするために。
- 2018/08/08
- 19:55

こんにちは。
今回の記事は天窓モーター故障の際に手動で開閉していたのを劇的に早くするツールの紹介になります。
モーター故障などトラブルの際にモーターシャフトを手で回し天窓を開閉していましたが、
このツールを使用することでもうそんな苦労をする必要は無くなりそうです。
ドリルチャック

その素晴らしいツールがこちらの「ドリルチャック」になります。
今回購入したのは、
「 SK11 ドリルチャック 13mm SDCK-03NA 」
発売元 藤原産業株式会社
充電ドライバー・インパクトドライバー用になります。
軸径6.35mm
チャック径13mm (この径が重要です。)
取り付け可能サイズ 1.5~13mm
チャックハンドル付
これ以外にも類似品がありますが価格がお手頃だったのでこちらを手に入れました。
用途として、充電式ドリルドライバー・インパクトドライバーに装着し各種先端工具を装着、
ハンドルタイプなので把握力が強く、丸型先端パーツを使用しての作業が出来ます。
通常は穴あけ、研磨、彫刻作業などに使用するようです。
今回、先端工具は取り付けず、チャックで直接モーターのシャフトを把握しようと思います。
温室トマトでの使用例

温室トマトでは天窓開閉用のギヤボックスに取り付けられているモーターが故障する事がある、
原因は様々だが設備そのものが老朽化しているので寿命もあるだろう。
問題は故障の際に天窓の開閉が出来なくなることだ。
どうしても気象条件によって天窓を開閉する必要性が出てくる、
その際にはギヤボックスに問題がない場合はモーターのシャフトを手で回して開閉していた。
これが恐ろしく労力と時間がかかる、人の手で回せる回転数などたかが知れているからだ。
突然の雨で天窓を閉じる必要があっても間に合わず、びしょ濡れだ。

※モーターのシャフトは約11mm、これならいける!
そこで今回のドリルチャックを使用してモーターのシャフトを直接把握し、電動ドリルで開閉しようと考えたのだ。
実際に装着・使用してみて

まずは電動ドリルドライバーにドリルチャックを装着、
取り付けの際には電動ドリルドライバー付属のチャックハンドルでしっかりと把握する。

取り付けた状態はこんな感じだ、意外と重量がある。

次にモーターのシャフトをドリルチャックで把握する。
モーターのシャフトの径は約11mmくらい、
チャックの径は13mmを使用しているので問題なく取り付けられる。
ドリルチャックは付属のチャックハンドルでしっかりと把握する。
※天窓モーターは温室上部の高所に取り付けてある、作業は安全を確保して行いたい。
使用してみると開閉作業が早い!

実際に使用してみるとこれがなかなか良い。
今までモーターシャフトを手で回し天窓を開閉していたのがいったい何だったのか・・・、
とにかく開閉が劇的に早くなった。
モーターシャフトを把握するズレが無いため振れたりもしないのでスムーズに開閉ができ、
取り付けの際にしっかりと把握しておけば作業途中でゆるむ心配もない。
何より天窓の開閉に費やす時間と労力が段違いだ。
電動ドリルドライバーの能力を上げればさらにスピードアップが可能だと考えられる、
なんと素晴らしいツールだろうか。
まとめ

今回使用したドリルチャックによって天窓モーター故障の際に、開閉作業が楽になった。
モーター修理までの期間、労力を軽減することが出来る、今後はさらに改良を進めていきたい。
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