温室トマト 5月の栽培状況 今シーズンも残り1ヶ月
- 2018/06/07
- 22:36

こんにちは。
5月も早いものであっと言う間に過ぎていきました、
温室トマトのトマト栽培も残すところ6月のみとなりいよいよ終了が近づいてきました。
ここで5月のトマト栽培状況を振り返ってみたいと思います。
トマトの生育状況

温室トマトで栽培しているトマト
「りんか409 サカタのタネ」
5月末で播種より47週目
総伸長量 約7m17cm
総葉数 約84枚
総花芽段数 約26段
総着果数 約91.8個

5月の下旬で花芽の数は約26段、目標の30段には届かなかった。
摘芯作業も終了しているため新たに花芽が出来ることは無いため、
現在着果している4段から5段が残りの収穫予定トマトになります。
もう2段くらい伸びてほしいところでした、冬の低温管理が影響したのだと考えられます。

トマトの葉は見た目健康そうです、摘芯作業終了で今後は残りの葉で生育させます。
残りのトマトを肥大させるためにも今後は肥料分を切らさないように、収穫終了まで良好な状態を維持したいです。

少し気になるのが温室両サイド側の葉に「葉かび病」の斑点模様が見られる事です、
古い葉で症状が見られるため早めにカットして感染が広がるのを抑えたいところです。

残りのトマト着果状況は、1本のトマトの樹に平均13.4個。
一つの房に4~5果、サイズはMとSが多めになっています、
5月上旬ごろはLサイズの大玉トマトが多めでしたが、中旬ごろからは少なめです。
6月の下旬で収穫は終了となるため、残らず収穫できるようにしたいところです。

培地内の根の状況は見た目良好そうです、温室トマトらしい根の状態。
生育後半まで培地全体に根が張ることはありませんでした、
ほとんどの根が培地中段から下段に集中しており水分が常に多い状態でした。
いかに根を張らすかが今後の課題になります。
トマトを栽培している温室環境

5月になり温室環境もかなり変化しています。
日の出から日の入りまでの時間も長くなり太陽の日射量も増加しました。
温室内での温度の変化も早く、日の出から日中にかけて急激に温度が上昇します。
正午から日の入りまでは温度が高い状態が続き、日の入り後の夜間から早朝にかけては
15℃前後で推移しています。
温室内の温度管理については、5月の上旬ころは温度を制御することも少し出来ましたが、
中旬ころからは外気の温度も上昇しているためほとんど自然にまかせる感じです。
換気用の天窓も日中はほぼ全開のため温室内は自然換気となっています。
遮光カーテンについては、太陽の日差しが強い10時ころから15時の間は遮光し、
トマトの萎れ対策と、果実の品質を落とさないために使用しています。
トマトの管理作業

トマトの管理作業については、メインの巻き付け作業は何とか遅れることなく摘芯となりました。
5月は収穫と選別作業に追われるためトマトの管理作業を確保するのが難しいですが、
何とか乗り切ることが出来ました。

5月末の作業状況は、摘芯作業も終了してます。
今後はトマトの樹の高さ調整作業(ツルおろし)と、葉かぎ作業を少しずつ進めていき、
収穫終了となる6月末に向けてトマトの樹を調整していく感じです。
トマトの収穫状況と相場

トマトの収穫状況は4月は昨年よりは少なめでしたが、5月はそこそこ収穫量はありました。
今シーズンの5月のトマト収穫の特徴として一段づつ順番に着色し収穫していった感じです。
例年のように2~3段くらいが一度に着色して急激に収穫量が増加することはありませんでした、
増加と減少を繰り返したひと月でした。
トマトの市場相場については、ほんの少しだけ期待していた大型連休の相場もさっぱりでした。
大型連休明けからは相場が下がるのは分かっていましたが、その下げ幅が大きかった、
キロ125円はさすがに・・・、ここまで下がるのも数年来です。
5月の下旬になってもあまり変動が無いため今後6月の相場が心配になってきています。
まとめ
以上が、温室トマト5月の栽培状況になります。
今シーズンも残りは6月のみとなりました、
出来る限りベストな栽培状況で終了を迎えたいです。
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