トマトの摘芯作業 今シーズンのトマト栽培も残りわずか。
- 2018/05/31
- 21:59

こんにちは。
5月も下旬になりもうすぐ6月に入ります。
今シーズンも終了が近づき温室トマトでは摘芯作業を開始しており、
今まで伸ばしていたトマトの茎の巻き付け作業もここで終了となります。
ようやく巻き付け作業から解放される時期がやってきました、
今回のテーマは摘芯作業についてになります。
トマトの摘芯作業とは?

温室トマトでのトマトの摘芯作業とは成長している主茎をカットすることです。
通常の作業では、伸びた茎を誘引紐に巻き付けていましたが、
栽培が終了するまでの残り期間内に収穫できるトマトが限られるため、
これ以上茎を伸ばして生育させる必要性は無く、
今後は巻き付けなくていいように成長点をカットします。
摘芯作業の目的

摘芯作業の目的には果実を肥大させるためと管理作業の削減が考えられます。
前年の7月から開始したトマトの生育も初めのころのような勢いは無く、
季節も梅雨時期に入るため生育も衰え始めます。
そこで少しでも収穫予定のトマトを育てるために余分な成長はストップさせて、
トマトの果実に栄養分を送り少しでも肥大を進めます。

もう一つの管理作業の削減については、巻き付け作業になります。
季節も暖かい日が続きトマトの樹も生育が早く良く伸びますが、
この時期はトマトの収穫量が多く、作業時間のほとんどが収穫と選別、出荷作業になるため、
巻き付け作業を進めるための作業時間を確保するのが難しくなってきます。
巻き付け作業の遅れは作業環境の悪化とトマトの品質低下を招きます。
そこでトマトの品質を落とさないためにも摘芯作業をおこない、収穫、選別をメインとします。
トマトの摘芯方法

摘芯作業に入る前に取り付けておいたトマトクリップ
過去記事 「トマトクリップを使用して摘芯作業の準備」
そのトマトクリップの上に葉を2枚残して茎をカットします。
2枚の葉を残す理由としてトマトの果実に直接光が当たるのを避けるためと
温室トマトでは片付け作業時のストッパーの役目があります。

それと一緒に脇芽なども取り除いておくと良いです。
残していると後からかなり伸びてしまうためです。
摘芯後の予定

摘芯作業終了後は収穫と選別がメインの作業となります。
トマトの管理作業については片付け作業に備えて残りの葉の枚数を調整することと、
収穫作業に無理が無いようトマトの樹の高さ調整となります。
残りの空いた時間で来シーズンの準備予定です。
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