管理作業用ハサミ 「岡恒 芽切鋏 No.304 紅白」
- 2018/05/11
- 23:10

こんにちは。
今回のテーマはトマト管理作業用ハサミについての記事になります。
以前、紹介したのはトマトの収穫に使用する収穫ハサミでした、
過去記事 「トマトの収穫ハサミ。 株式会社岡恒 №301採果鋏 紅白―反刃」 今回、紹介するハサミはトマトの管理作業に使用しているハサミについてのご紹介です。
作業管理に使用しているハサミ

「芽切鋏 岡恒No.304紅白」
株式会社岡恒鋏工場
温室トマトでは創業したときから使用しているようです。
管理人も使わせていただいてますが、とても使いやすい。
何より切れ味の良さが一番の特徴だと思います、トマトの茎葉などサクッと切れます。
そのためハサミを握るのに力があまりかからないため作業時の負担も少ないです。
管理作業でもっとも使用することが多いのが、「葉っぱ切り」ですが、
長時間の使用でも切れ味がおちることなく作業ができます。
ハサミの仕様

新しい未使用状態のハサミがこんな感じです。
いかにも切れそうなオーラが出ていますね、
赤と白のデザインが実に素晴らしいと思います。

ハサミの先端部、切るところになります。
新しくおろしたての時は刃先が良く切れるのでケガをしないように注意です。
トマトの茎や葉などはいとも簡単にスパッと切ることが出来ます。
使用する場合の注意点として右側にひねった状態で使用すると
刃と刃が接触し刃こぼれしてしまうのでひねっての使用はしない方がいいです。

ハサミの握るところにはバンドが取り付けてあります。
使用しないときは刃先を閉じた状態で収納しておきたいですね。

この状態です。
刃先の先端部分は尖っているためケガをしないよう取り扱いには注意したいです。
ハサミのメンテナンス

日常のメンテナンスは管理作業終了後に汚れを洗浄しています。
トマトの樹液などの汚れが刃先などについているためで、
そのままにして使用していると刃の合わせ部分などに汚れが残り切れ味が落ちてきます。
そのため、作業終了後は汚れを落としてから収納しています。
それ以外の手入れとして、合わせ部分とリベット、バネ穴に注油をすることです。
ハサミを握った時に重く感じ始めたら注油してみると握りが少し軽くなります。

ハサミの刃研ぎについて、管理人は研いだことがありません。
理由としてそこまで切れ味が落ちることが無いのと、
研ぐのが苦手だからです、かなり練習しないと難しいです。
参考までに研ぎ方を紹介しますと、
まず表面を研ぎます、角度は大体25度
次に裏面を研ぎます、角度は大体15℃で、幅0.19mmくらい
これを「面取り」と言うそうです。
両方の刃先を同じように研ぎます。
切り口と使用方法

温室トマトでは病気対策でハサミを使用する場合には、
アルコールで刃先を消毒しながら管理作業をしています。
樹液から病気が感染する場合に備えての対策です。

実際にハサミを使用して葉っぱを切った切り口になります、
実にきれいな切り口ですね。
岡恒製の芽切ハサミはホントに良く切れます。

作業中にハサミを落としてしまい刃先が折れてしまった状態。
こうなってしまうとさすがに使いづらくなってしまう、
刃の部分は衝撃には弱いため注意が必要だ。
まとめ
以上が、温室トマトで使用している管理作業用ハサミの紹介になります。
長年使用しているハサミですが、良く切れ使いやすくとても良いものです、
これからも変わらず使っていくことになると思います。
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