ココスラブ(ヤシ殻培地)でのトマト栽培 4月上旬の状況
- 2018/04/08
- 21:10

こんにちは。
今回は、温室トマトでのココスラブ(ヤシ殻培地)のトマト生育状況についての記事になります。
過去記事 「ココスラブ(ヤシ殻培地)」でのトマト栽培
ココスラブでの生育状況

まずはトマト生育調査の記録から (1本あたりの平均値)
・トマトの品種 「りんか409」 サカタのタネ
・茎の長さ 約5m90cm
・葉の合計枚数 約72枚
・花芽の段数 22段
・総収穫果実数 75果
温室トマトでのトマト栽培も38週目に入りました、ココスラブでの生育も順調です。
1週間で伸長する茎の長さは約15㎝、葉の枚数は約3枚くらい、花芽が1週間と少しで1段開花しています。
収穫する段数は1週間で約1段くらい、今後は気温と日射の上昇で増加していく見込みです。
トマトの根と培地の状態

ココスラブの培地内の様子です。
灌水時のEC濃度は1.8~1.9 PH5.5で灌水。
良く晴れた日で2リットルくらい、雨の日などは300~500ミリリットルくらいの灌水量です。

トマトが生育する速度も早くなってきているためか新しい根の生育が活発ですね。

培地の状態は少し過湿気味、栽培初期のころと比べると培地の厚みが少し下がった様に見える。
培地の組成も変化してきているかもしれない。

ココスラブの袋には破れなどの劣化は見当たらない、とても丈夫なものだ。
トマトの樹の状態と花芽

ココスラブでのトマトの樹の状態だが、ロックウールの栽培状況と比べても特に悪くもなく可もなく・・・
違いを見分けられない。

成長点も特に問題なさそうだ。

花芽も順調です、花数が少ないこともなく花の寿命も問題なしだと思います。

トマトの着果状況も問題なく順調です。

葉の状態も、培地内でトラブルを起こしているような事はなさそうです。
ココスラブ全体でも肥料分が不足しているような葉の状態は見当たりません。
収穫量

4月に入り収穫量も増加していますが、ココスラブとロックウールとの収穫量の差はあまりないと思われます。
ココスラブで栽培している区域は少し平均温度が高いためか、中間くらいの大きさのトマトが多めです。
トマトの形など見た目の悪いものが多いことも無く、問題なしです。
まとめ
今回もココスラブの生育状況をテーマにしてみましたが、ロックウール栽培との生育の違いが
正直分からないです。
トマトの生育は特に問題ないと思いますし、次回はもう少し詳しく調査してみたいと考えています。
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