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防除ロボットのトラブル 「共立ロボットスプレーカ ASC102M」

こんにちは。

温室トマトでは病害虫の対策のため、薬剤の散布を行う時もあります。

その時に使用する防除ロボット、便利ですがトラブルが起きた時が困り者。

今回はこの防除ロボットで起きるもっとも多いトラブルを解説してみます。











使用している防除ロボット



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温室トマトで使用している防除ロボットは、KIORITZ 共立社製の

「共立ロボットスプレーカ ASC102M」というモデルになる。

もうかれこれ20年近く前のモデルのため、現在稼働している所は少ないのではないだろうか?

この防除ロボットの機能は、バッテリーによる自走式で前進と後進が出来るようになっています。

防除ロボットのフロント部に取り付けられた薬剤散布用ノズルより散布しながら前進していき、

フロントのバンパー部が杭などのストッパーにあたるとスイッチが切り替わり後進して

戻ってくる仕様です。

散布用のホースはロボット本体の内部にあるリールドラムに巻いてあり、ホースを手動で
巻いたりする必要はありません。

ただし横には移動できないため、列ごとに移動するさいは台車などで押していきます。








もっとも多いトラブル箇所



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温室トマトで起きるもっとも多いトラブルは、ロボットの後ろに取り付けてある切り替え用の「リミットスイッチ」になります。

このリミットスイッチはロボットが後進で戻ってきたときにストッパーに当たることで停止するために取り付け
られています。




トラブルの症状と原因





トラブルの症状としては、通常は前進していきバンパーがストッパーに当たると後進に切り替わり
戻ってくるのですが、

後進に切り替わってもその場で停止してしまいます。

停止用のリミットスイッチが作動したままになって後進に切り替わっても停止する状態です。

原因はリミットスイッチの配線の接点に水分が付着することで起こります。

スイッチの配線を取り付ける接点部分は、カバーでフタがしてあるため通常は濡れたりしないのですが

このカバーに取り付けてあるゴム製のシール部品が劣化して、そこから水分が中に入り込んでしまう
みたいです。







トラブルの対処方法




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温室トマトでのトラブルをおこしたときの対処方法


薬剤の散布中は温室内は湿気と薬液で濡れた状態になるため、作業は注意して行います。


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サビついたコンビネーションレンチと、使い込まれたクロス貫通タイプドライバもちろんKTCツールだ。

使用するサイズはレンチが10mm、ドライバはクロスになります。







① まずロボットに送られてくる薬液を止めておき、主電源を切ります。






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② ロボットの後ろに取り付けてあるストッパーの部品箇所からリミットスイッチを取り外す。







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取り外したリミットスイッチ周辺の部品、修理中に無くさないように気を付けた。









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③ リミットスイッチの配線が取り付けてある接点箇所のカバーを取り外す。











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④ 水に濡れている部分を乾いた布でふき取り、コンプレッサーなどで接点部を乾かす。

コンプレッサーが無い場合は、OAクリーナーなどのエアーダスターでも問題なく乾かせます。












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⑤ カバーも同じく濡れているところをふき取り乾かしておく。

トラブルが起きたときにはカバーの中に水が溜まっているのできれいに取り除く。










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⑥ カバーを取り付けリミットスイッチをもとの位置に取り付ける。カバーは留め金をしっかりと取り付け

水分が入らないようにすること。









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⑦ もとのように取り付け、ロボットを作動させる。問題なければトラブルは直っています。











 

まとめ




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防除ロボットのリミットスイッチは取り付けられている位置がどうしても水に濡れやすい位置にあります。

水に濡れないように対策をしたいのですが今の所いい方法は見つかりません。

新しいリミットスイッチに取り換えればいいのですが、部品が手に入りにくくなっているようです。

今後も温室トマトではこの方法で対処していくしかなさそうです。
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プロフィール

ghtomato

Author:ghtomato
初めまして、温室でのトマト栽培に従事。
設備の老朽化でトラブルの多い日々を記録しています。



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