温室トマト 積雪の影響か?天窓の開閉アームが故障
- 2018/02/23
- 22:43

温室の天窓を開閉するアーム部品が故障していた。
恐らく、1月の寒気による冷え込みが原因だろう・・・
さっそく修理に取り掛かろうと思う。
その① 天窓故障の原因
今回の故障、今までは無かった。冬場が寒いのは当たり前である
特に雪が降る日などは天窓を開くことなどありえない、ガラス屋根
に積雪があるならなおさらだ、雪の重みを押し上げてまで開くことは
無い。
恐らく今回の故障の原因は積雪ではなく凍結だ。朝方、氷点下まで
下がった外気により、天窓部材が凍りつきそれを無理に開いたのが
原因と考えられる、故障した箇所も温室サイドの冷え込む場所だ。
夜間は保温カーテンを閉じるため温室上部は温度が下がってしまう
日の出とともに徐々に開いて温室内の温度を暖めていくが今回は
いつもと寒さが違った、融ける前に開いたのだろう・・・失敗だった。
その② 冬場の天窓管理の注意点

気温の下がる冬場は、雪による積雪や凍結など温室は過酷な状況
になることが多い。手動で天窓を管理する場合は作動中に注意する
こともできるが、自動管理の天窓だと状況判断もなく作動してしまう
恐れがある、事前に予測して自動管理をオフにしておくなどの対応
が必要である。
その③ 故障した部材の取り外し


まずは自動制御をオフにし手動で天窓を閉じる、作業中に誤って作動
しないようにするためだ、それと作業場所も高所なので注意が必要だ。
さっそく故障した天窓アームを取り外してみると、見事に曲がっていた
ボルトの取り付け部分も取れている、かなりの負荷がかかったと思う。
アーム部材はアルミで作られている老朽化で強度も落ちてきているの
ではないだろうか。
その④ 新しい部材の取り付け

さっそく新しい部材を取り付けた、在庫が2本ほど残っていたので
助かった、温室も年数が経過しているので部材も手に入りにくい。
取り付け作業時も天窓の自動制御はもちろんオフにする、作業中
に作動すると大変危険だ。

取り付けの際に注意しないといけないのが、アームの取り付け台座だ。
この位置がズレてしまうと天窓の開度が変わってしまい最悪、ガラスの
破損につながってしまう。
必ず同じ位置に取り付けしっかりと固定しよう。
その⑤ 今回の教訓と今後の対策
今回の故障で学んだことはいつもと同じ対策では予想を超えた
状況になった場合に対処しきれない事があるということだ。
幸い故障した箇所は2か所だけだったが、複数箇所の故障に
でもなっていたら目も当てられない。天窓部材の老朽化も進んで
いる、今後はより慎重に対処していきたい。
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