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温室トマト 積雪の影響か?天窓の開閉アームが故障

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温室の天窓を開閉するアーム部品が故障していた。

恐らく、1月の寒気による冷え込みが原因だろう・・・

さっそく修理に取り掛かろうと思う。





その① 天窓故障の原因




今回の故障、今までは無かった。冬場が寒いのは当たり前である

特に雪が降る日などは天窓を開くことなどありえない、ガラス屋根

に積雪があるならなおさらだ、雪の重みを押し上げてまで開くことは

無い。

恐らく今回の故障の原因は積雪ではなく凍結だ。朝方、氷点下まで

下がった外気により、天窓部材が凍りつきそれを無理に開いたのが

原因と考えられる、故障した箇所も温室サイドの冷え込む場所だ。

夜間は保温カーテンを閉じるため温室上部は温度が下がってしまう

日の出とともに徐々に開いて温室内の温度を暖めていくが今回は

いつもと寒さが違った、融ける前に開いたのだろう・・・失敗だった。






その② 冬場の天窓管理の注意点




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気温の下がる冬場は、雪による積雪や凍結など温室は過酷な状況

になることが多い。手動で天窓を管理する場合は作動中に注意する

こともできるが、自動管理の天窓だと状況判断もなく作動してしまう

恐れがある、事前に予測して自動管理をオフにしておくなどの対応

が必要である。





その③ 故障した部材の取り外し




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まずは自動制御をオフにし手動で天窓を閉じる、作業中に誤って作動

しないようにするためだ、それと作業場所も高所なので注意が必要だ。

さっそく故障した天窓アームを取り外してみると、見事に曲がっていた

ボルトの取り付け部分も取れている、かなりの負荷がかかったと思う。

アーム部材はアルミで作られている老朽化で強度も落ちてきているの

ではないだろうか。












その④ 新しい部材の取り付け



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さっそく新しい部材を取り付けた、在庫が2本ほど残っていたので

助かった、温室も年数が経過しているので部材も手に入りにくい。

取り付け作業時も天窓の自動制御はもちろんオフにする、作業中

に作動すると大変危険だ。







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取り付けの際に注意しないといけないのが、アームの取り付け台座だ。

この位置がズレてしまうと天窓の開度が変わってしまい最悪、ガラスの

破損につながってしまう。

必ず同じ位置に取り付けしっかりと固定しよう。









その⑤ 今回の教訓と今後の対策




今回の故障で学んだことはいつもと同じ対策では予想を超えた

状況になった場合に対処しきれない事があるということだ。

幸い故障した箇所は2か所だけだったが、複数箇所の故障に

でもなっていたら目も当てられない。天窓部材の老朽化も進んで

いる、今後はより慎重に対処していきたい。


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プロフィール

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Author:ghtomato
初めまして、温室でのトマト栽培に従事。
設備の老朽化でトラブルの多い日々を記録しています。



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