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病気で失敗した話。

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こんにちは。

今回は以前、トマトの病気で大失敗した話です。

温室でトマトを生産しているところでは、栽培が終わると次の作に備えて新しく入れ替え作業を行います。

温室内のトマト、栽培ベット、そのほかの栽培資材などすべて新しく入れ替えるわけですが、コスト削減を

考えて次の作にも使うものがあるんですね。

そのときは、栽培ベット・マルチシートなどを続けて使うことにしたんですね。

通常は当たり前の基本消毒・殺菌など対策をするのですが、準備期間が短かったのと養液栽培における

土壌病害について認識が甘すぎました。


準備も完了、新しいトマトの苗も植えて次の栽培が始まりました・・・。

生育も見た目には順調に育っているように見えました、もうすぐトマトも収穫出来そうだなと考えていた時で

した。

トマトの木で萎れているものがあったんですね・・・、まず思い当たるのは水不足で萎れたのかな?とたまに

あるからそこまで深刻に考えていませんでした。それがトマトの収穫が近づくにつれてどんどん増えていった

んですね。萎れているトマトに共通していたのは根が完全に腐敗していること、水不足とは症状が違いました。



結果的に、トマト収穫直前に萎れて撤去になったものが全体の約30%、その後遅れて症状が出て萎れたもの

が約20%、残りの約30%も生育の遅れが発生しました。

最終的には栽培途中からのトマト苗の補植などをしてなんとか全体の70%くらいが残りましたが、萎れて撤去

したトマトは50%を超えました・・・。


この時発生した病気は症状から根腐萎凋病(J3)、根腐疫病、青枯病(一部で発生しました)。

原因として、栽培ベットを使い回したこと。

それと、土壌病害に対してあまりにも無知すぎたこと。


そのほかにも要因として考えられる事はたくさんありますが、一番の原因は栽培ベットですね。


コスト削減どころかとんでもない大失敗になりました・・・。

これが教訓になり次回からはすべて交換し新しい栽培ベットでとなれば良かったんですけどね・・・。


実は・・・・・・・。



今回はここまでです、最後までありがとうございます。



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プロフィール

ghtomato

Author:ghtomato
初めまして、温室でのトマト栽培に従事。
設備の老朽化でトラブルの多い日々を記録しています。



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