2021年1月のトマト生育状況 53週目(355日経過)トマトの生育|温室内栽培環境|トマト収穫量
- 2021/02/19
- 20:24
※2021年2月13日15:57分
こんにちは温室トマト管理人です。今回は2021年1月のトマト生育状況を記事にしたいと思います。今シーズンのトマト栽培もまもなく一年、1月下旬でトマトの苗移植から355日が経過しました。トマト収穫量の伸び悩みが続いていますがトマトの状態を確認していきます。
トマトの生育状況53週目(苗移植から355日)
※2021年2月13日15:56分
トマトの苗移植から53週目(苗移植から355日経過)
トマトの品種 「りんか409」 サカタのタネ
草丈 平均7m70.7cm
週間伸長量 平均5cm
茎径 平均8.7mm(生長点花芽付近)
葉の長さ 平均30cm(生長点付近)
本葉の総枚数 平均100.7枚
現在の本葉枚数 平均12.5枚
花芽段数 平均32.5段目
生長点から花芽までの長さ 平均3.5cm
果実の総着果個数 平均88果
現在の着果数 平均7.2果
トマトの着果段数 平均3.5段
トマトの苗移植から53週目、355日が経過した状態です。2月の上旬には栽培をスタートして1年が経過する事になります。1月の週間伸長量は平均5cmであまり伸びていません、温室内の平均温度は低く夜間の加温もしていない、日射量も少ない日が続いていたりとトマトの生育には良くない環境で栽培しているのが大きな原因になっています。
※2021年2月13日15:56分 33段目のトマトの花芽
トマトの伸長量は少ないですが花芽の成長と開花状況は良好です。1月下旬の53週目で平均32.5段目が成長しています、状態の良いトマトの樹では34段目が開花しています。受粉してからの着果状態は特に問題なく順調に果実が肥大しています。栽培期間の長さはあまり影響していないように見えます。
※2021年2月13日15:58分
生育した本葉の総枚数は100枚目を越えました。例年の冬季と比較して葉の長さ(主茎から葉の先まで)はすこし短めでコンパクトな葉になっています、葉色は少し濃い目です。季節の影響もあるかもしれませんが生育期間の長さが少なからず影響しているのかもしれません。
草丈・伸長量・茎径比較グラフ(1~53週目)
※青色の線は草丈、緑色の線は週間伸長量、赤色の線は茎径(生長点花芽付近)になります。
※草丈は伸長量を足した合計になります。
※横軸の単位は週になります。(1~53週目)
1月の温室内トマト栽培環境
温室内温度変化グラフ
※赤い線で囲っている部分が1月の温室内温度変化のグラフになります。
※黄色の線は日中温度、茶色の線は夜間温度、黄緑色の線は最高温度、紫色の線は最低温度、水色の線は平均温度になります。
赤く囲っている部分が1月の温室内温度変化のグラフになります。12月と比較して日中温度は少しずつ上昇傾向になっています、逆に夜間温度は低めですが日中の温度が高めなので平均温度は上昇しているように見えます。
1月中旬ごろに大きく温度が低下している日がありますが、この週は降雪と積雪があったためで温室内が冷え込んだのが原因です。この積雪があった期間のみ加温装置を稼働して温室内を温めています。
温室内平均温度と積算温度グラフ
※赤色で囲っている部分が1月の温室内平均温度・積算温度になります。
※黄緑色の線が温室内平均温度、赤色の線は積算温度になります。
※積算温度は平均温度を日数分足していった数値グラフになります。
トマトの果実収穫量 1月
※赤く囲った部分が1月のトマト出荷量になります。
※緑色の線が日別のトマト出荷量、赤色の線がトマト総出荷量合計になります。
1月のトマト収穫量は微増、上旬から中旬にかけそれなりに収穫量はありましたが、下旬頃から減収に入り2月上旬は少なめで推移しています。
※2021年2月13日15:59分
温室内平均温度も低く着色はゆっくりです、全体の収穫量が回復するのはもうしばらく先になりそうです。
まとめ
昨年の2月上旬にトマトの苗を移植してからあと少しで365日が経過します。トマトの樹は生育はしていますがいまいち状態は良くありません。栽培期間が長期になっているので今後の生育が気になるところです。また次回、生育状況を記事にしたいと思います。
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