2020年12月のトマト生育状況 49週目(335日経過)トマトの生育|温室内栽培環境|トマト収穫量
- 2021/01/11
- 20:06
※2020年1月4日10:24分
こんにちは、温室トマト管理人です。この記事では11月下旬から12月下旬までのトマト生育状況・温室内環境・トマト出荷量などについて書いています。
今回の記事のポイントは苗移植から49週目(335日)が経過した事と12月下旬になってもまだ温室内を加温していない事です。
トマトの生育状況49週目(苗移植から335日)
※2021年1月4日10:21分
トマトの苗移植から49週目(苗移植から335日経過)
トマトの品種 「りんか409」 サカタのタネ
草丈 平均7m41.7cm
週間伸長量 平均6.5cm
茎径 平均8.7mm(生長点花芽付近)
葉の長さ 平均32.5cm(生長点付近)
本葉の総枚数 平均97枚
現在の本葉枚数 平均12枚
花芽段数 平均31段目
生長点から花芽までの長さ 平均9.2cm
果実の総着果個数 平均84.7果
現在の着果数 平均8.7果
トマトの樹の着果段数 平均4段
トマト苗移植から49週目(335日経過)の生長点付近
※2021年1月4日10:25分
トマト苗移植から49週目335日が経過しました、生長点付近の生育状況はあまり良いとは感じられません。週間伸長量は平均6.5cmとかなりゆっくりとした生育です、茎径も平均8.7mmと弱く全体としてトマトの樹の生育は停滞しています。
30段目の花芽花房の様子
※2021年1月4日10:23分
トマトの花芽は31段目に入りました。トマトの苗移植から335日が経過し草丈も7mを越えましたが花の開花と着果は問題なく良いです。花落ちも少なく着果不良も見られません、ただ「灰色かび病」の発生が目立ち病気によって失ってしまった花芽と果実は多めです。
草丈・伸長量・茎径比較グラフ(1~48週目)
※青色の線は草丈、緑色の線は週間伸長量、赤色の線は茎径(生長点花芽付近)になります。
※草丈は伸長量を足した合計になります。
※横軸の単位は週になります。(1~48週目)
12月の温室内トマト栽培環境
※赤い線で囲っている部分が12月の温室内温度変化になります。
※黄色の線は日中温度、茶色の線は夜間温度、黄緑色の線は最高温度、紫色の線は最低温度、水色の線は平均温度になります。
12月に入り夜間温度・最低温度がさらに低くなり10℃を下回る日が多くなってきました。日中温度・最高温度も天候に左右され日によって温度差が大きくなっています。
平均温度は12月に入ってから20℃を維持する事が難しく、あまりトマトの生育に良くない栽培環境になっています。温室内を加温していない現状、温度変化は天候に左右されるためこのような結果となりました。
温室内平均温度・積算温度
※水色の線で囲っている部分が12月の温室内平均温度・積算温度になります。
※黄緑色の線が温室内平均温度、赤色の線が積算温度になります。
※積算温度は平均温度を日数分足していった数値グラフとなります。
トマトの果実収穫量 12月
※オレンジ色で囲った部分が12月のトマト出荷量になります。
※緑色の線が日別のトマト出荷量、赤色の線がトマト総出荷量合計になります。
12月に入ってもトマト出荷量はあまり増えない日が続いています、出荷量は11月とあまり変わらず7.9tほどで日量平均収穫量は500k前後でした。
トマトの果実サイズはLサイズとMサイズが多めです、加温をしていないのもあって着色はかなり遅くトマト収穫までの日数は長くなっています。
今後の課題・まとめ
トマト栽培も49週目が経過しましたが生育はそれなりに何とかなっています。問題となっているのは病気で本数が少なくなっている事と温室内を加温していない事です、今後の課題はトマトの栽培環境を改善するため加温をする事と、収穫量を改善するために栽培本数を増やす必要があります。この2つを改善するだけでも今後のトマト収穫量は少しずつ増えると考えられます。
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