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トマトの低温管理 外気温・温室内温度変化|生育状況|低温でのトマトの状態 (温室トマトver.

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こんにちは、温室トマト管理人です。今シーズン、温室トマトでは晩秋の11月から冬の12月までの期間を温室内の加温をすることなく過ごしました(加温をしなかった理由は伏せますが・・。)

そのため外気温の低下で温室内温度もかなり冷え込み、トマトの栽培環境は極端な低温管理となってしまいました。低温の影響でトマトが枯れてしまうことが無いのか心配ですが今のところ温室内最低温度3.9℃では枯れる事は無いようです。トマトは比較的低温に耐えれるようで0℃でもなんとかなるようです。

今シーズンはトマトの低温管理によって生育はあまり良くないが生存はできる事を確認できました。しかしこれは温室内で栽培しているから可能なのであって、おそらく屋外で氷点下になるような環境でトマトを栽培していると一撃で低温障害になり枯死すると考えられます。とくに氷点下に長時間さらされるのはかなり危険です。

今回、加温設備が使用できない低温管理の状況で温室トマトが試みた低温対策は、保温スクリーンの使用と換気窓の開閉を減らす事で熱エネルギーの損失を抑える事でした。生育は停滞していますが低温障害で枯死したトマトは無いので今のところ上手くいっていると考えられます。

今のところ何とかなっているように見えますが、今後は速やかに加温装置を使用できる状態に戻したいところですこれからの時期は降雪と積雪が心配だからです。

以下、今シーズンの低温管理の状況を記載しておきます。







11月・12月の外気温度と温室温度変化


11月~12月下旬までの温室内温度変化
2020年 11月12月温室内温度
※赤色の線は日中温度、青色の線は夜間温度、水色の線は最低温度、緑色の線は平均温度になります。










11月~12月下旬までの外気温の温度変化
2020年 11月12月外気温
※赤色の線は日中温度、青色の線は夜間温度、水色の線は最低温度、緑色の線は平均温度になります。
 








 

外気温と温室内温度変化(one day)


2020年12月26日14:15分から27日12:45分までの外気温・温室内温度
2020 12月26~27温室内温度変化
※水色の線が外気温度、赤色の線が温室内温度になります。
※外気温の最低温度は12月27日6:45分ごろに-4.7℃を記録しています。
※温室内の最低温度は12月27日7:15分ごろに4.3℃を記録しています。
※青色の線が日の入り時刻、オレンジ色の線が日の出の時間になります。










トマトの生育状況


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トマトの苗移植から47週目(約327日経過)

トマトの品種 「りんか409」 サカタのタネ

草丈  平均7m35cm
 
 ※12月下旬7m35cm - 11月上旬6m75cm = 2ヶ月分の伸長量60cm


週間伸長量  平均4.7cm

茎径   平均8.7mm(生長点花芽付近)

葉の長さ  平均32.5cm(生長点付近)

葉の枚数  平均96.5枚

 ※12月下旬96.5枚 - 11月下旬86枚 = 2ヶ月分の生育本葉数10.5枚


花芽段数  平均30.7段目

  ※12月下旬30.7段 - 11月上旬27.5段 = 2ヶ月の生育花芽段数3.2段


総着果個数 84.2果

 ※12月下旬84.2果 - 11月上旬74.2果 = 2ヶ月の着果個数10果










低温管理したトマトの状態


トマトの生長点
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トマトの成長点の状態ですがとにかく生育がゆっくりです、12月に入ってからは温室内平均温度も20℃を下回る日が多いためさらに生育は停滞しているようです。










トマトの花芽
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トマトの花芽は12月に入り温室内環境がマルハナバチの活動に適さないため受粉は人の手で行っています。着果は今のところ問題なさそうです。










着果したトマトの果実
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花芽が着果してからの生育はゆっくりしていますが順調に生育しています。










トマトの葉の状態
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葉の先に枯れたような部分が見られます、おそらく低温が要因となって生理障害が出ていると考えられます。










トマトの果実
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トマトの果実は着色までの期間が長く色づきもあまり良くありません、赤くなると言うよりは朱色っぽいトマトになっています。果実のサイズはM~Lサイズが多めになっています。

夜間から早朝にかけ温室内温度は低いため、日の出から正午にかけトマトの果実が温まるまでは果皮表面が結露した状態になっています。










葉の先枯れ症状
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※温室内でも特に湿度が高めな場所で発生が多いです。










灰色かび病
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灰色かび病が花芽の部分に発生している事が多く、症状の深刻な部分は花房ごと取り除いています。今後の収穫量に影響を与えるため早めに対策をしないといけません。





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Author:ghtomato
初めまして、温室でのトマト栽培に従事。
設備の老朽化でトラブルの多い日々を記録しています。



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