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トマトはどれくらい伸びるのか? 300日経過したトマトの生育状況

こんにちは、温室トマト管理人です。今シーズンのトマト栽培も300日が経過していつもの栽培期間と比べると長期の生育期間に入ってきました。今まで栽培期間がここまで長期間になったのは初めてのことです。ここにきて心配になってきたのが、トマトの樹はどれくらい伸びるのか?と生育は大丈夫なのか?です。
現状のトマトの生育状態から結論を言うと、問題は無さそうです。生育初期の力強さはありませんがそこそこの生育を続けています。そこで今回は温室トマトで栽培しているトマトの中でもとくに成長が速い「風林火山セブン」で生育状態を見てみます。





風林火山セブンの生育状況 300日経過


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※2020年12月12日12:46分 風林火山セブン

栽培期間   トマトの苗移植から45週目(313日経過)

トマトの品種  「風林火山セブン」  ナント種苗株式会社

トマトの茎の長さ  約11m (地際から生長点まで)

本葉の枚数   約107枚

花芽の段数   約37段

現状の本葉の枚数  15枚

現状の花房数    6段

茎径      約12mm(生長点花芽付近)

葉の長さ    約40cm(生長点付近)

風林火山セブンは草丈が高くよく生育します、とくに節間の間隔が広いため茎はとても長く成育します。果実は大玉トマトになり節間が広い事で良く光があたり肥大と収量性が安定しています。黄化葉巻病(TYLCV)に耐病性があるので病気対策に栽培しています。トマトの樹の栽培管理は一本の茎を伸ばしていく連続摘芯栽培になります。










11m先のトマトの生長点


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※2020年12月12日12:44分 トマトの生長点 「風林火山セブン」

トマトの苗移植から45週目300日を経過した生長点の状態。茎径は生長点花芽付近で12mm、花芽の生育も落花・開花しないなどの問題はありません。地際から成長点までの茎の長さは11mに達していますが日中の萎れ症状もなく成育を続けています。これだけ茎が長くなっても根から吸収した水分を生長点まで送ることが出来るみたいです。

これからさらに生育させる計画なので15m、20mと伸びた先の生長点の様子は変化してくるかもしれません。










37段目のトマトの花芽


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※2020年12月12日12:43分 

トマトの苗移植から45週目が経過しトマトの花芽は37段目が生育しているところです。通常のシーズンだと30段目くらいで栽培を終了するので、今作はいつもより多く収穫をしていることになります。これまでの栽培期間中には着果しなかったり生育不良を起こした花房もあったので収穫量は例年と比べてあまり増加していません。

今のところトマトの茎が長くなることで花芽が生育しなくなるような事は無いようです。これから40段・50段と生育していくとさらに茎は長くなるので花芽の成長にも変化が起こるかもしれませんが。










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※2020年12月12日12:42分

36段目の果房になりますが着果は良好です。








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※2020年12月12日12:41分 

32段から33段目の花房、果実の肥大も特に問題なく大きさもL~Mサイズが多めです。










107枚目のトマトの本葉


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※2020年12月12日12:42分

トマトの本葉は一番新しく生育している葉で107枚目になります。生長点付近の本葉の長さは平均40cm、葉の色は良いと思います。現在のトマトの樹に残している本葉の枚数は平均16枚、葉かび病の症状が出ている下段の葉を取っているので残している葉は少なめです。

栽培期間が長期間になり茎が長くなることで本葉に影響が出るとしたら蒸散と給水のバランスが取れなくなることだと考えられます。今は冬の時期なので萎れなどは見られませんがこれから春が近づいて来るとどうなるのか心配ではあります。










11mのトマトを支える地際・まとめ


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※2020年12月12日12:41分 

11mになるトマトの樹の生育を支えている地際は意外に細いです、この下にはさらに根域が広がっている事になります。今シーズンも多くのトマトの樹で土壌病害(根腐疫病)が発生していますがよくここまで病気が発病することなく生育出来たものです。トマトの樹を長期間生育させるには生育不良をなるべく起こさないように栽培環境を調整し、病害虫の対策をする事が生育を維持するポイントになるのかもしれません・・・温室トマト管理人はまだまだです。

今シーズンはもうしばらくトマト栽培が続くのでさらにトマトの樹は伸びる事になります、もしかすると現状の栽培方式では生育の限界が見えてくるかもしれませんね。





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Author:ghtomato
初めまして、温室でのトマト栽培に従事。
設備の老朽化でトラブルの多い日々を記録しています。



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