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2020年7月中旬から8月中旬のトマト生育状況 温室内環境|収穫量・相場| 

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こんにちは、温室トマト管理人です。今回の記事は2020年7月中旬から8月中旬までのトマトの生育状況の記録となります。今シーズンは初の試みとなる夏越し栽培、夏の時期も中盤が過ぎようとしています。トマトの栽培環境としてはかなり過酷な状況となっていますがトマトは何とか生育を続けています。






トマトの生育状況


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トマトの苗移植から29週目(約204日経過)

トマトの品種 「りんか409」 サカタのタネ

草丈  平均4m99cm

週間伸長量 平均16.5cm

茎径  平均9mm(生長点花芽付近)

葉の長さ 平均31.2cm(生長点付近)

本葉の総枚数  66.5枚

現在の本葉枚数  平均14.7枚

花芽段数  平均21段目

生長点から花芽までの長さ  平均4cm

果実の総着果個数  平均57.5果

現在の着果個数  平均9.7果

トマトの樹の着果段数  平均3.7段



8月中旬でトマトの苗移植から29週目(約204日)が経過しました。温室内栽培環境は日中・夜間とも高温の日が長期間続いているためか伸長量は短めで茎径も細めです。それでも1週間で平均16.5cmは伸びているので草丈はあと少しで5mを超えます。
葉の生育状況はあまり変化なく長さは短めで葉の小ぶりな生育をしています。本葉の総枚数は66.5枚、今現在の栽培期間中に一本のトマトの樹に残している本葉の枚数は平均14.7枚。










約21段目のトマトの花芽
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21段目に入ったトマトの花芽の状態は花が大きめで開花数が多く5~8花、多いものだと10花以上咲いている花芽も見かけます。トマトの樹の着果数が少ないのと19~20段目で花落ちをしているのが21段目の花芽の状態が良い要因となっていると考えられます。

8月に入ってからは温室内が24時間を通して高温の状態が続いているため流石にマルハナバチが活動をしなくなりました。そこで今は植物成長調整剤(トマトトーン)により花芽を着果させています、それでも高温の影響か植物の着果バランスの影響なのか花芽が着果しない事もあります。










温室内環境 7月中旬~8月中旬


2020 7月~8月 温室内温度
※赤い矢印の示した縦線の間が7月中旬から8月中旬までの温室内温度変化となります。
※黄色の線は日中温度、茶色の線は夜間温度、黄緑色の線は最高温度、紫色の線は最低温度、水色の線は平均温度となります。



2020年7月中旬から8月中旬の温室内環境温度変化の記録をグラフ化したものになります。7月中旬までの温度変化と比較すると日中の温度はほぼ30℃を越えて最高温度は37℃付近まで上昇しています。
夜間の温度変化は20℃以下になることが無く21~24℃付近で推移しています、25℃を越えている日も何日かあります。










温室内平均温度・積算温度グラフ
2020 7月~8月 平均温度
※赤い矢印の示した縦線の間が7月中旬から8月中旬までの温室内平均温度となります。
※黄緑色の線が平均温度、赤い線は積算温度になります。
※積算温度は一日の平均温度を日数分足していったグラフとなります。



平均温度は25℃を越えた状態が5週間ほど続いています、27℃~28℃付近で平均温度は推移しているのが見て取れます。トマトは24時間平均温度が26℃を越えはじめると生産量が低下すると言われています、1℃上昇しただけでも生産量損失の増加は大きいようです。7月中旬から8月中旬までの期間で高温の影響により損失した生産量はかなりのものになりそうですね・・・。










トマトの収穫量・相場


2020 7月~8月 トマト出荷量

※赤い矢印の示した縦線の間が7月中旬から8月中旬までのトマト出荷量となります。
※緑の線が出荷量、赤線が総出荷量となります。



7月中旬からのトマトの収穫量はかなり少ない状況が続いています。7月下旬から8月上旬までは何とか1トン近くの収穫量でしたが8月上旬から中旬にかけてはほとんど採れず一日400キロ付近で推移しています。収穫量が少ない原因として花芽が着果しなかった果房が1~2段あったこと、尻腐れ果の増加、高温による果実の生育不良などが挙げられます。特に安定してトマトの果実を着果させている果房がとても少ないです、着果バランスを崩してしまっているトマトの樹が多いのが収穫量の増加につながらない要因だと考えられます。





トマトの相場
市場のトマト取引相場は何ともいえない状況です。キロ単価平均200~300円で価格推移し、連休など休日の前日はもう少し上昇しますが(+50円くらい)それも一時的なものです。夏の時期の産地となる高冷地のトマトの入荷量は比較的安定していると思われもうしばらくこの状況は続きそうです。










まとめ


2020年7月中旬から8月中旬のトマト生育状況について、とにかく厳しいというのが感想になります。まとめるとトマトの生育環境は高温の状態が長期間続くと生育にかなりの影響があり、特に収量が低下する部分が大きいです。トマトの生育は高温の影響によると考えられる花芽の着果不良で生育バランスが崩れ安定した生育とはなっていません。

初めての試みとなる今シーズンの夏越し栽培はトマトの栽培環境について問題点が多く考察と対策が必要となります。

今回の記事は以上となります、それではまた次回のトマト生育状況で。






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プロフィール

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Author:ghtomato
初めまして、温室でのトマト栽培に従事。
設備の老朽化でトラブルの多い日々を記録しています。



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