トマトの種まき「麗夏」 補植用トマト苗の準備
- 2020/05/09
- 20:38
温室トマトでのトマト栽培は長期間になります、栽培途中で病害虫などが原因でトマトの樹を撤去することは多々あります。トマトの樹を撤去した跡地には空いたスペースが出来てしまうのでそのままにしておくと空間がもったいないです。そこで補植用にトマトの苗を準備しておきます、トマト苗は「挿し木」でも良いのですが今回は「種まき」から初めて苗を育てておきます。
今回、種まきをするトマト「麗夏」
「 麗夏 (大様トマトと呼ばれるブランドになります)」 株式会社サカタのタネ、
まきどき 温暖地域2~5月 寒冷地域3~4月 夏秋栽培用品種
抵抗性・耐虫性 萎凋病(F:R‐1,2) ToMV(TM-2a型) 半身萎凋病 葉かび病 斑点病 ネマトーダ
トマトの草勢 やや強い 栽培終盤まで草勢があるようです。
トマトの果実 大玉トマト 裂果が少なめ
今回用意したトマトの種 一袋に21粒 発芽率85%以上
トマトの種
種子の袋の中には29粒の種が入っていました、数量は21粒とプリントされていましたが少し多目に入っていました・・お得ですね!
種まきをして発芽までの日数は4~6日、発芽適温(地温)20~30℃、生育適温20~30℃、ここまで種の袋に表記されている説明文より。
発芽率85%以上とあります、29粒の種が入っていたので発芽予定本数は約24本となります。出来ればすべての種が発芽してほしいですね。
※「麗夏」の種の大きさは縦幅約3~4mm、横幅約2mm位くらいになります。
種まきに使用する培地
「やさい/はな マット ブロック」 日本ロックウール株式会社
寸法 30mm 厚さ 30mm × 30mm
今回も種まきに使用するのは日本ロックウール株式会社製の野菜・花用ロックウールブロックになります。やはり使い慣れた培地を使用するのが良いですね、まだまだ在庫は沢山ありますし。
さっそく麗夏の種まきをします、今回はトマトの種まきに便利と聞いた「爪楊枝」を使ってみます。いつもはピンセットを使用して種まきをしていますが爪楊枝を使うと簡単なようなので試してみます。
トマトの種はとても小さく手の指で一粒一粒つまむのは一苦労です、若かりし頃は何てことなかったのですが歳を取るとこれがなかなか難しくなってきました・・・トホホです。
まず爪楊枝の頭の部分(こけしと呼ばれる装飾部)に少し水をつけます、その部分でトマトの種に軽く触れると種が爪楊枝にくっつきます。
爪楊枝にくっつけたトマトの種をロックウール培地の植穴にはめ込みます、種をまく深さは浅すぎず深すぎず今回は5mm程度にしました。
※ロックウール培地は種まきの前に養液に完全に浸しこみよく湿らせてから使用します。
トマトの種をまいたあとは植穴を軽く塞いでおきます、上手く塞いでおくとトマトが発芽して芽が出るさいに種の殻が取れて豆葉(子葉)がスムーズに開いてくれます。
麗夏の種まきが完了した状態、この後は表面を良く湿らせた新聞紙などで覆い乾燥しないようにします。新聞紙を取り除くタイミングはトマトが発芽して芽が少し見え始めたころにいつも取り除いています。
まとめ
今回、種まきをした「麗夏」は29粒。発芽率は約85%以上と種の袋に記載されていたので発芽予定本数は約24本、発芽予定日は種まきから3~4日後になります。
種まきに使用した「爪楊枝」は非常に使いやすくトマトの種まきに適していました、ピンセット、手の指と違いトマトの種をつまむ手間が省けるため大量に種まきをする場合は作業時間の短縮が期待できそうです。
今後も病害虫が原因での撤去状況に合わせて補植用トマト苗を準備する予定となります。