コンパニオンプランツ トマトとマリーゴールドで害虫予防?
- 2020/01/24
- 21:52
こんにちは、温室トマト管理人です。コンパニオンプランツと呼ばれる害虫防除は効果があるのか検証してみようと考え、トマトの害虫予防になると言われているマリーゴールドを育ててみる事にしました。今現在、温室トマトでは諸事情によりトマトの植え替え準備を進めています、そこでトマトの生育に合わせるようにマリーゴールドも生育させ防除効果を検証してみる考えです。
コンパニオンプランツとは?
2種類以上の植物を組み合わせて近くに植えることで互いの特性を活かし成長に良い影響を与えあうこと。効果は栽培する植物によりさまざまで病害虫を防いだり、成長を良くしたり、収穫量を増加させたりと良い効果を生み出すことを目的で取り入れるようです。
また逆に、組み合わせる植物により互いに悪い影響を与えあう場合もあるようです。
コンパニオンプランツの効果についてはまだまだ詳しく研究が進んでいないものがあるようでその効果については不明な部分が多いようです。
トマトとマリーゴールドの組み合わせ
トマトとマリーゴールドを組み合わせることで害虫の防除効果が期待できるようです。
線虫対策
トマトと一緒に植えることで根域の有害な線虫を予防する効果があるようです。マリーゴールドから合成される化合物が線虫予防に効果があるみたいですが詳細は不明です。
コナジラミ対策
マリーゴールドはコナジラミの予防効果もあるみたいです、その原理はよく分かりませんが・・・。
種まきをしたマリーゴールド
マリーゴールド ボナンザ ミックス (株式会社サカタのタネ)
花径 約5cm
草丈 約30cm
まきどき 暖かい地域 4~6月 寒い地域 5~6月
暑さに強く開花期間が長いのが特徴のようです。八重咲き品種。
アフリカンマリーゴールド (タキイ種苗株式会社)
草丈 80~100cm
品種 イエロー・オレンジ・レモン
まき時 春まき 4~7月
花が大きく大輪で丈夫な品種のようです。
フレンチマリーゴールド (タキイ種苗株式会社)
草丈 約25cm
品種 イエローボーイ・オレンジボーイ 他3種
まき時 春まき 3~6月
花数が多く見た目の姿勢が大変良く丈夫で育てやすいようです。
マリーゴールドの播種
マリーゴールドのまき時は暖かくなる春先からが良いみたいです、発芽適温は20℃前後となっています。今はまだ1月下旬ですが温室の中は暖かいのでとりあえず播種しましたが夜間は温度を確保するのが難しいかもしれません。
播種に使用した育苗マット
やさい/はなマット (日本ロックウール株式会社)
寸法 30mm 厚さ 30mm × 30mm
※ブロック一個のサイズになります。
種まきに使用したのは日本ロックウール株式会社製のマットで以前購入して在庫で残っていたものになります。ブロックの中心に播種用の穴が加工してあります。
ロックウールは使用する前に全体が完全に水分を含んだ状態で使用します。
マリーゴールドの種まき
さっそく種まきをしました。今回種をまいたマリーゴールドは品種で種の数にバラつきがあります。フレンチマリーゴールドが115粒、アフリカンマリーゴールドは252粒、マリーゴールド(ボナンザ ミックス)は90粒でした。種子の形は同じように見えても品種によって単価は違うものなんですね。
種のまき方 上下の向き
マリーゴールドの種は白っぽい部分と黒く扁平した部分がありますがとりあえず黒く扁平した部分を下にしてまいてみました。今回はロックウールの播種用の穴に入れましたが、培土の場合は横向きにして植える事が多いようです。
種まきには初めのうちはピンセットを使ってみましたが数が多いので途中から手で直接まきました、一粒一粒ピンセットで掴むのは手間がかかりめんどくなってしまって・・・。
発芽率
品種により少し違いがありますが70%以上のようです。
まとめ
今回、種をまいたマリーゴールド順調にいけば5~7日で発芽するようです。ただ今の時期(1月下旬)は発芽温度20℃を維持する事は難しいためもう少し日数がかかると思います。発芽後の育苗とコンパニオンプランツとしての防除効果についてはまたいつか記事にしたいと思います。
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