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統合環境制御盤MC-6001 NEPON 窓の制御設定 ひんぱんに開閉する窓の対策について

こんにちは!温室トマト管理人です。

今回のテーマは、統合環境制御盤MC-6001(ネポン株式会社)窓の制御設定について、ひんぱんに開閉する窓をもう少しどうにか開閉頻度を減らせないものか考察してみました。ひんぱんに窓が開閉する場合の設定変更については取扱マニュアルに記載してある対策手順を載せておきますので参考までに。

この記事では、なぜそもそもひんぱんに窓が開閉するのか?の原因と、開閉頻度が多いとどういった問題が出てくるのか?窓の制御設定で対策出来ないものか設定を変更してみた点などを主に記事にしています。




ひんぱんに窓が開閉する場合の設定変更

統合環境制御盤MC-6001、窓がひんぱんに開閉する場合の設定変更の手順。



設定変更手順(詳細)


1 統合環境制御盤にある設定ボタンを押し、メインメニューから「3.運転設定」を選択。

2 運転設定メニューの「1.窓」を選択。

3 窓メニューから「3.詳細設定」を選択。

4 窓メニューの「2.室温判定条件(系統別)」を選択。

5 「1.室温判定周期」で1~10分の間で設定変更。
※室温判定周期とは、窓の開閉は開→閉又は閉→開の切り替えを室温で判定していますがその判定周期の待ち時間を長くしたり短く設定したりすることで窓の開閉周期を調整するものです。変更できる間隔は最少が1分から最大が10分まで。
今回の様なひんぱんに窓が開閉する場合は最大値の10分にする事で開閉動作を少なくすることが出来るということになります。

6 MC-6001では最大4系統の窓を制御設定出来るようになっています、窓1から窓4まで温室判定周期を設定します。


以上がひんぱんに窓が開閉する場合の設定変更手順となります。











窓の開閉頻度が多い理由

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そもそも窓の開閉頻度が多い理由は詳しくは分かっていません。統合環境制御盤MC-6001を使用し始めたのは今シーズンからになります。(以前はPriva社製の環境制御コンピュータを使用していました。それぞれの環境制御のコントロール方法は似ているようで根本的に異なります。)



MC-6001の窓制御

統合環境制御盤MC-6001では窓の制御に関係する環境要因として、

  • 温室内温度
  • 温室内湿度(空気飽差)
  • 風速・風向き

以上が、環境制御に影響します。窓の開閉でもっとも優先されているのが風速になります、強風による窓の故障を防ぐためだと考えられ風速の制御設定値は窓の開閉にかなり影響があります。
次に温室内環境制御に影響するのが温室内温度になります。統合環境制御盤MC-6001では温室内温度で窓の制御をしていますが、重要なのは温室外の温度は制御設定項目に無い点です。温室外の温度を温室内の温度制御に考慮していないため季節によって窓の開閉は温度制御に不安定な要因となります。

窓の制御、開閉の現状維持があまり見られない

統合環境制御盤MC-6001では窓の開閉において設定している温室判定周期が来ると開閉のどちらかに必ず動きがあり、窓の開度の現状維持があまり見られません。
気になる点は温室内の窓を開く温度設定を超えている場合でも窓を閉じる事です、窓を閉じてしまうため温室内温度は急激に上昇し室温判定周期が来るまでに温室内高温防止設定の強制閉解除温度に達してしまい窓は開いてしまいます。この動作を繰り返す事がひんぱんに窓の開閉が起こる要因でもあります。

温室内の温度制御に問題はあるのか?

窓の開閉をひんぱんに繰り返していますが、温室内の温度制御は比較的目標とする温度制御になってはいます。窓の開閉が多いため温度の変化は上昇と下降の繰り返しが多く緩やかな温度変化ではありませんが平均温度は目標値に近い数値になっています、しかし温度の振れ幅を少なく緩やかに変化させるのを理想としているので環境設定で改善できないものか考察しています。










ひんぱんに窓が開閉する場合の問題点

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窓がひんぱんに開閉してしまう場合の問題点は窓を動かしている動力部・駆動部品に負担が多くかかってしまう事です。


温室トマトで負荷が多くかかっている部品は窓開閉用シャフトのガイドローラー。長年の駆動で摩耗が進みかなりすり減っている状態です、ガイドローラーの摩耗は窓開閉時の摩擦の増加で動力部のギヤボックスにも負荷が多くかかってくるため故障と窓開閉のトラブルを引き起こします。早めに摩耗しているガイドローラーは交換して負荷を少なくしておきたいところです。








まとめ・窓開閉設定の考察

以前、環境制御に使用していたPriva社製の環境制御コンピュータからネポン社製の統合環境制御盤MC-6001に切り替わってからの稼働期間はまだ短いため季節ごとの窓の開閉状況は未経験のところが多くあります。ひんぱんに窓が開閉してしまうのも環境制御の設定がうまく出来ていないだけなのかもしれないので、今後も継続して制御記録を取りながら改善していきたいところです。改善できた点など発見があればまた記事にします。




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コメント

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Re: No title

はじめましてナオキ様。当方の温室ではネポン社製統合環境制御盤MC-6001を使用していますが、クラウドサービスとなる「アグリネットアドバンス」は利用していません。そのため制御盤本体で設定を変更しています。

温室設備の仕様によるとは考えられますが、制御盤本体(クラウド接続無し)でも環境制御についてはかなり細かく設定する事は出来ています。

たぶんですがクラウドサービスと同程度の設定をする事は可能だと考えられます。参考までによろしくお願い致します。

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初めまして、温室でのトマト栽培に従事。
設備の老朽化でトラブルの多い日々を記録しています。



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