トマト「風林火山セブン」 トマトの収穫まであともう少し。
- 2019/01/23
- 21:20
こんにちは。
温室トマトで栽培しているトマトの品種に「風林火山セブン」があります。
TYLCV(トマト黄化葉巻病」耐病性で非常に優れた品種ですが、
その成長の早さも特徴的です。
今回はトマト収穫まであともう少しに迫った「風林火山セブン」の生育状況になります。
「風林火山セブン」生育状況
10月に栽培をスタートした「風林火山セブン」
1月下旬で草丈は約3m位に成長しています。
草勢は強めで葉も大きく第4花房までトマトが肥大していますが、
生育の衰えは今のところ見られません。
花芽の段数
花芽の段数は第6花房が成長しているところです、
成長は早く草丈は良く伸びていますが一緒に栽培している「りんか409」と、
花芽の段数はあまり変わりません。
トマトの着果は良好で花落ちなどはあまり無いですね。
草丈が高い理由「節間が長い」
「風林火山セブン」の草丈が良く伸びて高い理由に、
葉と葉の間の節間が長いことがあげられます。
一緒に栽培している「りんか409」と葉の成長枚数があまり変わりませんが、
葉と葉の節間が長いため草丈ははるかに高くなっています。
節間が長いと葉と葉の間から太陽の光がトマトの果実にあたりやすいため、
果実の肥大と着色にはとても良いです。
日差しの少ない晩秋から冬の季節には優れた特性となります。
トマト管理作業の増加が難点
トマトの樹が良く伸びるとそれだけ管理作業の時間は増えてしまいます。
風林火山セブンは草丈が高くなるため、「つるを下げる作業」と「巻き付け作業」が、
少し多めに作業時間が必要となります。
油断して放置しておくと手に負えなくなるため、その点は注意が必要です。
トマトの成育状況
12月上旬に開花した第1花房のトマト、約50日ほど経過しました。
果実の肥大は順調でMサイズからLサイズのトマトに生育しています。
あと10~20日ほどでトマトも赤く色づいてくると思います。
花数は少し多めなので摘果をして花房で生育させているトマト果実数を4果で調整しています。
TYLCV耐病性について
風林火山セブンはTYLCV(トマト黄化葉巻病)に優れた耐病性を持つ品種になりますが、
今シーズンのトマト栽培は秋から冬にかけて栽培を開始しているので、
TYLCVを媒介するコナジラミ類の活動がほとんど見られません。
今のところTYLCVの感染は心配無さそうです。
まとめ
「風林火山セブン」はトマトの樹の特性が冬季越冬用に向いています。
草勢が強く良く伸びるので栽培管理は油断できない部分もありますが、
節間が長いことで太陽の光がトマトの果実にあたりやすく秀品率が高くなります。
TYLCVの耐病性も兼ね備えているため、
病気によるトマト収穫量の減収対策にもなります。
今後も栽培状況を確認しながら記事にしたいと思います。
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