トマトの第一花房が開花するまでの日数 10月中旬スタート、開花までに経過した日数(温室トマトVer.)
- 2018/12/14
- 22:09
こんにちは。
栽培しているトマトの第一花房がようやく開花しました。
今シーズンは10月中旬スタートのため、開花するまでの日数がどれくらいになるのか心配していましたが無事に開花はしました。
秋から冬に季節が移り変わるこの時期、トマトの第一花房が開花するまでに要した日数を考察してみたいと思います。
第一花房開花までの日数
今シーズン、トマトの播種をしたのが10月17日でした、それから第一花房が開花したのが12月6日ごろ。
トマトの播種から約7週目、開花に要した日数は約50日、これが第一花房開花までに経過した日数になります。
まず開花したのは第一花房の中の一つです、それから順に開花して第一花房のすべての花が開花するのに1週間ほどかかりました。
7月スタートの場合と開花までの日数を比較
昨シーズン7月スタートの開花までに要していた日数を比較してみます。
7月11日にトマトの種を播種し第一花房が開花したのが8月19日ごろ。
トマトの播種から5週目、開花に要した日数は約39日でした。
第一花房下の葉の枚数
第一花房が開花するまでに成長した本葉の枚数は8枚でした。
例年の7月スタートの場合は本葉11枚目で第一花房が開花していましたが今シーズンの10月スタートでは本葉3枚少なくなりました。
夏の暑い時期は昼も夜も温度が下がることが無いですが、秋から冬にかけての時期は昼は暖かく夜は温度が下がるため花芽の成育には良かったのかもしれません。
開花までの積算温度
あまり正確な値ではありませんが第一花房が開花するまでの積算温度を計算してみました。
計算式は・・・、
一日の平均温度 + 開花までの日数 = 開花までの積算温度
この計算式で積算値をもとめてみました。
10月平均温度 25.3℃ × 14日 = 354.2℃
11月平均温度 16.8℃ × 30日 = 504℃
12月平均温度 14.9℃ × 6日 = 89.4℃
10月積算温度 + 11月積算温度 + 12月積算温度 = 947.6℃
開花までの積算温度合計 947.6℃
播種から第一花房開花までの日数約50日の積算温度になります。
トマトが育った気象状況
トマトの播種、発芽してからの気象条件と温室内の環境について考察します。
栽培をスタートした10月の天気
種まきをして苗を育て始めた10月の天気は良く晴れた日が多く、あまり雨の日曇りの日は少なめでした。
気温もそこまで下がる日もあまりなかったため温室内もトマトの成育には良好な環境でした。
トマトの苗が生育した11月の天気
トマトの苗がすくすくと生育していた11月は曇りの日が少し多く雨の降る日もありました。
気温も夜間は下がり始め例年のような秋から冬にかけての気候でした。
温室内では日中は暖かいのですが夜間は温度が下がるため、11月下旬頃から加温を開始しました。
第一花房が開花した12月上旬
第一花房が開花した12月上旬は曇りの日と雨の日が続きあまり晴れた日はありませんでした。
一日、太陽の光が当たる日も少なく曇りがちの天気。
日中の気温も下がり温室内も温度が低く感じられるようになってきました。
必要に応じて加温を行う管理になっています。
第一花房の受粉作業
今シーズンは第一花房が開花したのが12月のため、7月栽培スタートのようなホルモン処理による花芽の処理は行わず、マルハナバチでの受粉を開花初期から行っています。
真夏の高温時季と違い、マルハナバチの活動には最適な環境になっているからです。
トマトの開花日数とは関係ありませんが、トマトの花に蜜はあるのか気になるところですがトマトの花には蜜が無いです。
マルハナバチが花を頻繁に訪花して働いていますがあれは幼虫の餌となる花粉を集めています、
残念ながら「トマトのはちみつ」を採取することは出来ません。
まとめ
10月栽培スタートは第一花房開花までの期間が7月栽培スタートより日数が多めになりました。
栽培環境が大きく影響していますが、生育温度と日射量が特に重要なようです。
今後、第二花房が開花し生育が進むほどにいろいろと差が出てきそうです。
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