トマトの定植 栽培ベットに育苗キューブをセット 温室トマトVer.
- 2018/12/02
- 21:04
定植とは?
定植のタイミング
今シーズン栽培しているトマトは「りんか409」と「風林火山セブン」、
それぞれの定植タイミングは第一花房開花前、開花時期となっています。
あまりにも早い定植は草勢のコントロールが難しいため避けるべきとは言われています。
温室トマトでの定植タイミング
温室トマトの定植タイミングは第一花房開花少し前に行うようにしています。
今シーズンは例年の7月栽培スタートとは違い10月中旬スタートになりましたが、定植のタイミングは同じくらいにしました。
第一花房開花前、開花ごろに定植をしたいのですが灌水量のバラつきによる育苗キューブの保水量に不安があるため吸水量があまり多くない第一花房開花少し前にしています。
定植直前のトマトの根の状態
育苗キューブの底の部分には根がびっしりと伸びています。
第一花房開花少しまえの状態でこんな感じです、健康そうな根が伸びていて定植には問題なさそうです。
灌水量は育苗キューブを傾けると水滴が落ちるくらいを目安に与えていました。
良い感じに仕上がっていると思います。
根の状態の注意点
根の病気などに感染している場合、根が茶褐色に変色していたりするので定植の際注意が必要です。
地上部の生育状態をよく観察し「萎れ」などがある場合は、根の状態を確認してみる事をおすすめします。
定植方法(温室トマトVer.)
温室トマトの定植方法
しかし温室トマトの定植方法では栽培ベットに養液を満たす工程を無くしました。
まずはじめに栽培ベットの定植穴に育苗キューブをセット。
育苗キューブセット作業の終了後、大量に養液を与えて満水状態にします。
作業工程を簡略化する方法です。
以前は栽培ベットに養液を満たした状態で定植作業を行っていましたが、時間の都合上簡略化した方法を取っています。
あまりお勧めは出来ませんが・・・。
※(重要)温室の灌水装置、灌水チューブに灌水量のバラつきがある場合、栽培ベットの養液量に差が出来るため注意が必要です。
ヤシ殻培地とロックウール培地
ロックウール培地は養液に満たしても形状の変化はまったく起こりませんが、
ヤシ殻培地は養液などの水分を含むと急激に膨張し形状が変化します。
もう一つ、ヤシ殻培地は有機培地となるため原料の特性と製造工程によって、
培地内の塩類濃度にバラつきがあります。
養液を満たした状態で塩類濃度(EC濃度)を測定して、必要であれば洗い流し(クレンジング)などの対策が必要になります。
まとめ
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