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トマトの苗植え 10月下旬に栽培ベットに移植作業

こんにちは。


先日、トマトの苗をロックウールキューブに移植しました。

10月にトマトの苗を移植するのは初めてのことで、例年より3ヶ月ほど遅くなります。

今シーズンは外気温も低くなりはじめる晩秋付近からの苗植え、真夏の暑い時期とまったく違う環境からのスタートになります。


今回のテーマはトマト苗の移植、「トマトの苗植え」です。






移植するトマト苗の生育状況


今シーズンはいつもの移植時期とは違い3ヶ月ほど遅い10月下旬の移植になりました。

例年であればロックウールキューブにトマト苗を移植するのは7月の下旬ごろに植え付けています。










トマトの苗の生育状況

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移植するトマト苗の生育状況は本葉が少し大きくなりはじめたくらい。

草丈は6~8センチくらい・・・少し茎が長めに生育しています、もう少し短めの方が良いのですが。

発芽から移植するまでの天気はそんなに悪くなかったので太陽の光は十分浴びています、

灌水量を多めに与えすぎたのが要因かもしれません。

それ以外はとくに問題なく順調な仕上がりだと思います。










ロックウールキューブに移植

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それではさっそく育ったトマトの苗を移植に取り掛かかります。

苗の移植に使用する道具はとくに必要ありません、手袋くらいですかね。










トマトの苗を一本取り出す。

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トマトの苗を育てていた苗床となるカルチャーマット(日本ロックウール社製)は、

苗を一本一本分割することができ移植のさいに非常に作業がしやすく便利なものです。

ブロック一つ一つが区切ってあるため一本づつ取り外せます。










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育苗マットから取り外すさいになるべく伸びているトマトの根を傷めないように注意しています、

根は細く切れやすいので難しいところですが・・・。



トマトの苗はほとんど同じくらいに成長していますが遅れて発芽したり生育不良の苗も中にはあります。

なるべく順調に生育している苗を移植するように心がけています。










ロックウールキューブに植えてみる。

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育苗マットから取り外したトマトの苗をロックウールキューブの植穴に差し込みます。

一つのロックウールキューブにトマトの苗は一本だけ植えます。










移植した植穴に隙間が出来ないようにします。

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トマトの育苗ブロックの大きさよりキューブの植穴は少し広いため隙間を押える感じで潰します。

隙間がある状態だと苗にうまく水分が吸収されず枯れてしまうのと根の活着があまり良くないためです。










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できるだけ隙間を作らないように植えるようにしています。


この際に苗の根元の部分を強く押え過ぎないように注意しています、

根元の茎が折れてしまうのと根の部分が傷んでしまうからです。










移植後は灌水チューブが取り付けられているか確認。

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トマトの苗をロックウールキューブに移植した後は灌水チューブが取り付けられているか確認することを忘れないように。

今回は10月中下旬のトマト苗移植のため日差しと温度はそれほどでは無いですが、

夏の時期に灌水チューブを取り付けるのを忘れているとすぐに干上がってしまいトマトの苗は枯れてしまいます。

確認は大事です。










過去にトマトの苗植えで失敗した事


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過去にトマトの苗移植作業で失敗した事をいくつか紹介しよう。










苗の移植予定本数が足りなかった。


種子の発芽率が極端に悪く苗の移植本数が大幅に不足した事があった。

これは苗の移植作業と言うより播種してから発芽したトマト苗が少なかったのが原因だ。

この時は追加で種まきをして不足分を補った、不足した分の生育は少し遅れてしまったが何とかなった。










ロックウールキューブの植穴が広すぎた。


苗を移植するロックウールキューブの植穴サイズが広すぎて大幅に隙間が出来てしまい移植に手間取ったこともある。

ロックウールキューブの注文の際に植穴サイズをよく確認しなかったのが原因だ。

この時は、植穴周辺を無理やり押しつぶし隙間を埋めて対処した。










ロックウールキューブの数量が足りずに直接栽培ベットに移植。


トマトの苗を移植するロックウールキューブの数量が大幅に足りずに直接栽培ベットに植穴を加工して移植したことがある。

これもロックウールキューブ注文の際に数量を勘違いして注文したのが原因だ。

苗を栽培ベットに直接移植することは珍しい事では無いが、

生育状態を見ながらの定植作業が無くなるためトマトの生育が違ってくる。

生育を観察しながらの草姿調整が必要になる。










まとめ


トマト苗の移植で今シーズンのトマト栽培がいよいよスタートしました。

例年より遅めの栽培開始となり今後の経過が楽しみです。



今回のトマトの苗植えのポイントまとめは、

順調に育っているトマト苗を移植する。


育苗マットから取り外す際に根をなるべく傷めないようにしている。


植穴に隙間を作らないようにしている。


灌水チューブを必ず取り付けておく。


となります。





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ghtomato

Author:ghtomato
初めまして、温室でのトマト栽培に従事。
設備の老朽化でトラブルの多い日々を記録しています。



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